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24 May 2015 - 12 Sep 2017
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現在位置: ホーム 機構概要 組織とスタッフ 大学院横断教育部門 学生インタビュー データ科学(2014)

データ科学(2014)

―主専攻での研究内容について教えてください。

専攻は統計学で、その中の一つの分野である欠測データ解析を専門としています。

臨床試験の途中打ち切り、アンケートの無回答など、データの収集、解析においてしばしば問題となる欠測が生じるときの統計解析の手法について、理論面を中心に学んでいます。

 

―副プロ受講の動機について教えてください。

統計学に関する知識を豊富に得られるコースが多く用意されているからです。 特に、必修科目の「データ科学特論」は統計学の各分野のエキスパートでいらっしゃる著名な先生方が来られて、しかもその先生方の講義を直々に受けられるというのがとても魅力的でした。 「データ科学」を受講すれば、統計のさまざまな分野における幅広い知識を身につけることができる、という期待を持って受講しました。

指導教官の先生からこのプログラムに関して色々な情報やアドバイスをもらえたのも、決め手の一つになったと思います。

 

―受講して良かった点と困った点を教えてください。

自分の専攻と似通った副プログラムなので、困ったことはほとんどなかったです。

良かった点は、統計の各分野における基本的な内容から、応用について、さらに現在のホットトピックに至るまで、貴重な話を深いところまで聞けたところです。

また、各分野における統計手法の綿密な理論、さらには実際のデータ解析を行う際に必要となる実用面での知識の両方をしっかりとサポートしていただけることは非常に良かったと思います。

自分が期待していた以上に濃い内容の副プログラムなので、毎回の講義を楽しく受講することができています。

 

―主専攻との両立をどう工夫していますか?

プログラムは負担にならないように選んでとったこともあり、両立の負担はあまりなかったです。 実際、主専攻の科目とかぶっている講義もありましたし、どの科目も自分が聞きたい話だったので、自分のスキルアップ、レベルアップのためだとポジティブに考えていました。

自分の興味は他にもありましたが、主専攻の方も忙しいので両立させるために取れそうなものをとりました。その他の副プログラムでも修了できるかは別として、興味のある科目をいくつか取りました。

 

―研究・将来に良い影響がありましたか?

実際に自分がわかっていると思っていた話であっても、もう一度しっかりと勉強し直すことで新しく得るものも多くありました。 あまり馴染みのない分野でも、その道のプロフェッショナルである先生方の授業を聞き、新しい知識として得られることを新鮮に感じました。

「データ解析」の授業は「R」というプログラミング言語をつかって統計解析に関するプログラミング知識を身につけ、プログラムの実装を行うという実践的な科目でした。 この授業では基本的なプログラミングの知識から応用的なプログラミングまで学びます。 現在、研究で数値実験のプログラムを組んでいること、将来解析の業務に就いて自らプログラムを実装することを考えると、この授業で非常に良い勉強ができたと思います。

 

―「データ科学」おすすめのポイントは何ですか。

このプログラムは、統計を専門で勉強している学生さんにとっては理論的な知識をしっかりと身につけることができ、かつ多岐にわたる統計学の各分野への視野を広げられることがおすすめのポイントです。 また統計がメインでなくても、データの解析を行うようになるかもしれない研究科に所属されている学生さんなら、ある目的でデータ収集、解析をするとなった場合に対しての知識はじゅうぶん身につけられるのではないかと思います。

このプログラムは人文社会や経営、医学系など色々なコースに分かれているので、統計を専攻している人だけではなく、主専攻で統計学に関わるかもしれない学生さんにとっても魅力的なプログラムだと思います。 先程も申し上げましたが、全コースに共通する「データ科学特論」という集中講義は、5日間で色々な分野で活躍されている有名な先生方の授業が受けることが出来ます。 やはり著名な先生方の講義を直々に受けられるのはこれ以上ない魅力だと思います。

 

―副プロのおすすめや受講を検討している方へのメッセージをお願いします。

阪大の副プログラムでは、企業の方が来られて授業をされたり、大学のその分野に長けた先生が授業をしてくださるというようなものが多いと思います。

こういうプログラムを受講して多くの先生方の話を聞き、自分の知識、能力を身につけていけるというのは魅力だと思います。

他のプログラムの話になりますが、修士の時に受講した医薬関係の副プログラムでは、実際自分が勉強していることと医薬業界の現場で必要とされる知識の間のギャップなどを知ることができ、更にそれを勉強できたことがとても貴重でした。その分野の専門の方が今起こっている一番新しい話題、現場の生の意見を聞けたりすることも良かったと思います。私は製薬企業に就職が決まったのですが、決まってからも授業を取って講義を受けに行き、こういう現場で自分が働くんだ、と具体的にイメージできたかなと思います。

副プログラム受講を考えている人に伝えたいことは、自分の専門だけにとどまらずに視野を広げることは非常に重要だということです.それによって自分の専門の見え方も変わってくることも大いにありますので、遠慮することなく自分が興味を持った副プログラムを受講してみると良いと思います。

 

―ありがとうございました。

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