統計グループ紹介(阪大基礎工)

基礎工J棟: 学生やスタッフが所在
基礎工創立以来60年の歴史を持つ統計学の研究グループ
- 阪大基礎工には,統計学を教育研究する3つの研究グループ「内田研,鈴木(譲)研,杉本研」があり,それぞれ,統計的推測決定+統計解析+データ科学といった分野領域をテーマとして活動しています.
- 図書や雑誌などほとんどの文献が揃います.古い論文等を探すのにも苦労しません.もちろん新しい文献は阪大が契約する電子ジャーナルが充実.
- 統計学・統計科学の研究者(大学勤務)を多数輩出.50名を超えています.学会や研究集会へ出向いても,そこには必ずOB・OGが.
院生の出身大学・学部は多様
- 院生の約半数は阪大基礎工外の出身者です.大学院の多くは内部進学者がマジョリティを占め,他大学の出身者は肩身が狭く感じることがあります.しかし,当教室は他大学出身者と内部進学者(基礎工学部数理科学コース)がほぼ同数.基礎工学部をはじめとし,文理を問わず,理学部,工学部,経済学部,文化情報学部,人間科学部,データサイエンス学部等から多く入学しています.統計科学は多くの個別科学と関連する学際的な研究分野.様々な学部から特徴のある学生を求めています.
日本最大規模の教育・研究グループ
- 総合大学において学部+大学院を備えた日本最大規模の統計科学の教育機関.3研究室(同一学科内8名)と関係協力教員による統計学や機械学習の研究者が指導します.
- 統計学を研究する大学院生が多数在籍.R6年度は,22名の修士課程と15名の博士課程の学生が活発に研究しています.統計学や機械学習を専攻する学生同士で幅広い議論ができます.学生同士の自主ゼミも開催.
充実した教育・研究体制
- 研究室(同一学科内8名)と関係協力教員による充実した講義・演習・ゼミナールによるきめ細かな指導のもと各自が成長でき,全体ゼミを通して関係分野を動向を知ることができます。
- スタッフの専門が多様.学生の興味を伸ばします.具体的には,数理統計学,機械学習,計算機統計学,医学統計,統計的推測決定,データサイエンス,因果推論,ノンパラメトリック,漸近理論,拡散過程の推測,数理ファイナンス,多変量解析等.
- 図書室やコピー機は24時間稼動.建物にセキュリティがあり深夜の研究も安全(ただし,建物の外は保障しません).各学生にパソコンと机が与えられます.
- 同専攻には解析学や確率論,金融工学の研究グループがあります.近隣の研究分野の講義を取ったり学生と交流したりすることで,勉強の幅を広げることができます.もちろんそのような知識は統計科学でも大いに役立ちます.
- 学会発表は十分な練習を積んでいただきます.スタッフや先輩が丁寧に指導.旅費等の経済的なサポートも万全.長期留学したい博士課程の学生にはトラブルなく留学が成功するようバックアップします.
就職も万全
- 博士課程修了者は全国の大学で,統計科学,数理科学,医学統計,応用数学,情報科学の研究者として活躍しています.正確に数えていませんが大学教員は50名以上です.
- 工学系情報系+数学系であり,求人は多数・選択できる業界も豊富.また近年のAIの発達により知的活動AI化やデータサイエンスのニーズの高まり,製造業メーカをはじめ,あらゆる業界からの求職がある.従来からの伝統として,統計科学を活かす製薬会社や調査会社(市場調査,マーケティング),アクチュアリを目指す金融関係に加えて,コンピュータのスキルを活かすIT関係の就職も多い.
- 高校と中学の教員専修免許状(数学)が取得できます.
何事も楽しく
- 研究の道具は数学,コンピュータ,生データが基本ですが,健康的に活動するためにエンジョイすることも大切です.スタッフや学生同士のコミュニケーションも研究の遂行に加えて人間力を成長させるため.円滑なコミュニケーションを図り学生やスタッフの一体感を醸成するためにさまざまな活動が計画されています.
入学試験情報
- 入学試験の詳細は各種入学試験,募集要項などの詳細情報はこちら(基礎工学研究科HP).
- 修士課程の受験資格(一般入試)として TOEFL または TOEIC のスコア提出が必要です.
- 数理科学の入試問題はこちら(基礎工・数理教室HP).
ご関心のある方は各教員までコンタクトください [ 杉本: sugimoto.tomoyuki.es AT osaka-u.ac.jp ]