統計数学セミナー
Seminar on Probability and Statistics |
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Seminar on Probability and Statistics Thursday June 17 2004 Tokyo 128 2:40-3:50 pm
情報幾何と統計的パタン認識
江口 真透 / EGUCHI, Shinto 統計数理研究所, 総合研究大学院 / The Institute of Statistical Mathematics, Sokendai Abstract 統計的判別解析, 統計的パタン認識の問題を話題提供する. 最初に
確率密度関数全体の空間にU-ダイバージェンスのクラスを提案する.
このU-ダイバージェンスが連想する双対リーマン幾何を提出し,
平坦なU-モデルの上への射影がピタゴラス定理を導くことを示す.
統計的パタン認識の問題に, この幾何を適用し, U-ブースト-アルゴリズム
を提案する. この学習アルゴリズムは, ステップ毎にU-モデルを1 次元
だけ拡大させて, その上に逐次射影を実行していることが明らかにする.
特に確率制約を外した空間で考察することによって, 人工知能の分野で
提案されたアダブーストの統計的性質を特徴付ける. これは
フィッシャー一致性の定義を統計的パタン認識の問題から自然に
作られる同値関係の上に拡張することが鍵となる. 最後に
ROC曲線の問題, 数理心理学との関連, マイクロアレイによる遺伝子発現の
データなどの解析例を通して今後の問題を指摘する.
参考文献:
情報幾何と統計的パタン認識, 日本数学会「数学」56号, 2004(印刷中).
http://www.ism.ac.jp/~eguchi/pdf/ronsetsu.pdf
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